ゆるやか下降~のっそり上昇~

14年間引きこもりの場面緘黙当事者が日常をつづります。

化粧と私

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こないだ誕生日が来て26になった。

私は12歳から引きこもりやってるから、もうすぐ14年目に入る。

ふつうにアラサーな女になるワケだけど、社会経験も常識も学力もキャリアも何ひとつ積み重ねずにここまで来てしまった。正直、人生への焦りも不安もメーターを振り切ってしまい、最早何も考え(られ)なくなってしまった気がしてる…とりあえず毎日映画見て、見て、生きている。それなりに考える事は毎日ある。

 

化粧。

ふつうにアラサーな女だから、普通だったら、化粧の技術もセンスもそれなりに身についているはずなんだろうけど、私は一切が身についていない。この13年で身に着けてきたものと言えば、怠惰と諦め、脂肪くらいのものであろう(13年で20キロ増)

最低限のスキンケアと、日焼け止め(冬以外)私がやってるのはそれだけ。去年くらいからは夏と、遠出の時ベースだけはやるようになった。

何で夏だけなんかと言うと、私は肥満体なので夏場は大変に汗をかく。何もしないでいると汗で顔面がえらい事になるので、それをせき止める為にクリームを塗り、粉をはたく。それだけ。余裕があれば口元とチーク。目元は怖くて弄れない(視力が悪い)

それだけでもやるとやらないとでは全然違うので、やはり化粧ってすごいんだな。意味があるんだなって思う。思うだけで、それ以上やる気になれないんだけど。

遠出の時は、やる時とやらない時がある。完全にその日の気分、体調による。今日は無理そうって思ったら何も塗らない。イケそうな時だけやっている。

外に出る時はマスクつけないと出れない人間だからマスクしてるし、眼鏡かけてるしで、顔面で晒してる部分が少ないというのもある。

というかそもそも正面切って人と向い合う事も無いしで、化粧の必要性がほとんど無いのだ。そんなワケで、私は化粧やってない。ベースだけ、って言ってもなかなか手間のかかる事だ。金も時間もスキルも必要。私はベースをぬりぬりするだけで力尽きる。やる気と気力が必要になる。

 

ブログとかツイッターで他人のポーチの中身を拝見する事があるけど、世の女性は本当に色々持っている。それを買う為、維持する為の金は会社や社会が支給してくれるものではなく、全てが実費なのだ。化粧が好きで、楽しんでやってるという人もこの世のどこかに居るんだろうけど、「化粧はマナー」と言われなかば社会から押し付けられている側面もあるのに、誰も詳しいやり方は教えてくれないしお金も出してくれないのだから理不尽だなって思ってる。これも、「やらない(極力やりたくない)」の理由のひとつとして、ある。大いにある。

 

化粧情報ブログ(某・オタク女子の為に書かれたものとか…)もたまに見るけど、その中で「自称・ズボラ」な人がどれだけ自分のやり方がズボラで、怠慢かを書いてても、「いや、化粧してんじゃん…」「色々持ってて、使いこなせてんじゃん…」(めっちゃすごいじゃん、えらいじゃん…)って思って、その時点で入り込めない。スタートが全然違う。ポーチを持ち歩いている時点でもうすごいと思う。本当に全然違う世界の住人を見ているみたい。これは化粧に限らず、大体世の中全てに対して感じる事だけど。

 

ひきこもりでも、外に出る時はちゃんとやってるっていう人も居るのかな。居たらすごいな(えらいですね)

いや、私はベースやってるだけで「もうじゅうぶん」「『塗る』『はたく』という難解な工程を果たしているのだから、十分立派」「日焼け止め塗ってる時点でえらい」って思ってるんですけどね…そこまでのレベルに達してない時もあるから、実際めちゃくちゃえらいと思う。そしてそこまでやってない時でも「息してるだけでえらい」と思うようにしてる。私も自尊感情が低いから、自分で高めてやろうとしている真っ只中なのである。

だからもし、きちんとフルに化粧が出来たりしたらもっと自己肯定感も高まるんだろうなぁとは考えてるけど、まだそこまでは至れない…。

いつか化粧したくなる日も来るかも知れませんけど、今のところは必要に迫られていない。私は現状、とにかく気力がなくて、たまにベースやるだけで精一杯。そんな感じです。