ゆるやか下降~のっそり上昇~

ひきこもりだけど映画館に入り浸ってる女。場面緘黙当事者。フェミズム勉強中。

2019映画ワースト3

 

今年も一応ワーストを。

今回は結構ちゃんとキレてます。

ネタバレとか配慮してないのでご注意を。

個人の主観によるものなので、怒らないでください(?)

 

 

1位「スター・ウォーズエピソード9スカイウォーカーの夜明け」

 

マジで前作のアレ何やったんや?????

 

 

私はSWめちゃくちゃライトなファンです。用語も結構分かってないです。分かってない中で愛好しています。シリーズ9作見届けたのによく分かってない事だらけです(そんな人間が書いています)

悪名高き前作「最後のジェダイ」ですが私は結構好きで、初めて劇場で見たSW作品だったので思い入れがある事も確かですが…何より、レイの「名もなき人達の子供」「名もなき存在」である事がめちゃめちゃうれしかったし、現代的だ!って思っていたんですよ。それこそが今この時代にSWの伝えたい事なんだ!って。実際、そういう流れでしたよね。

それが今回あっさりと覆されてしまった事が私は本当にショックで、信じられなくてそっから物語が頭に入ってこんかった…。賢い人たちはフォースの覚醒の時点でレイの出自の予想的中させてたりしてたそうですが、私はマジのマジで、レイがただの生まれも分からない名もなき人(それも、少女)である事に希望と、未来を見てしまっていたので……失望&幻滅。

最後の、キスシーンも嫌な予感は満ち満ちており、「嘘だろ…?(まさかな…)」と思っていたら本当にキスしやがりましたので、思わず顔を覆ってしまいました。信じらんなかった。

 

レイロ、嫌いじゃないですよ。ロマンがあるのも分かりますよ。

でも、(性的に)(恋愛感情として)惹かれ合うような描写、あったか????

何かもうあのキスシーンで、結局ヘテロなのね、男女の恋愛、入れなきゃダメなのね…って怒り通り越して悲しくなっちゃった。

最後、背景に紛れて取ってつけたような女性同士のキスシーンがあったけど、あれも全然アガらず、むしろげんなりした。「それを背景でやるな(メインでやれよ)」というね…でもあれがディズニーの限界なのかなとも思ったり(辛い…)

あとローズの扱い。あんなクソみたいな扱いしか出来ないなら、出すなよって思った。私は前作のローズが好きだったから余計に悲しいし悔しいよ。レイシストに屈しやがって、という憤り。もっと描きようがあっただろうが。レイとローズの間に一切の絡みも会話も存在しないのも、本当に2019年の映画か??と思った。正気かな???あと諸々、大体全員の行動が謎だったんだけど????

 

本当に「終わらせるため」だけに作られた映画なんだなって思って悲しくなった。私みたいなライトな層でさえそう思うんだから、長年追い続けて来ている(人で今作に納得がいっていない)ような人はもっと悲しいのだろう。寂しいな。

私はゲースロの終わり方(デナーリスの末路)もエンドゲームでのナターシャの扱いとキャップの選択(てめーペギーの人生を一体何だと思ってんだコノヤロー派です)にも全く納得がいっていない&ブチギレてる側の人間なので、シリーズの最後を見届けるには向いていないんでしょうね、という気もする。

いやでもそれにしたってヒドくない????もう何も分からない。何がしたかったのか分からない、困惑に終わってしまった。

ファントム・メナスが見たい…(私は最後のジェダイファントム・メナスを愛する女……)

 

2位「パドマーワト 女神の誕生」

しんどい(一言)

 

最初に「この作品は女性の自殺を賛美したり幇助するような意図はありません」みたいな注意書きがあったけど、でもやっぱりどうにも受け入れ難かったし、女性の集団自決を美しいもの、勇敢な行いとして描いてるようにしか見えなくて、しんどかった…。古代の伝記だからしょうがないんだけど。もうちょっとどうにか出来なかったのかな?とは思った。

ディーピカ様はじめ演者は皆は素晴らしかったです。

今年はあんまりインド映画が見らんなかったので、来年はちゃんと見に行きたいな。

 

 

3位「ライオン・キング

それ、今やるか?????

 

私はオリジナル版は普通に好きだし子供の頃から馴れ親しんで来た作品ではありますが、でも今見るとやはり古臭さは感じるワケですよ。特に今作なんて多少のアップデート(&ライオン本来の習性を意識?)によりナラはより活動的で行動的な性格になり、プライド・ランドのためを思い、はるばる狩りをしに遠征したりしているワケです。めちゃくちゃしっかりしてるし、立派なライオンですよ(上から)

ナラが「私にはわかるの 王はあ~なた~♪」とか歌ってるとこで「いや、お前が王でええやろ!」とツッこまざるを得なかった。シンバの物語である事は分かってんだけどさ。ナラで良いじゃん、めっちゃ適任じゃん(声:ビヨンセやぞ??)と思いました。

 

Fuck家父長制~~~!の精神で生きてる人間なので、もう今ライオン・キングのストーリー自体あんまり受け付けられなくなってるんだなと気付かされました。

動物たち、素晴らしいモフモフ具合でしたけどね。皆去勢されてたけど。

2019年にやる必要性は私は全く感じられなかったです。すんません。

同じ動物系(?)でも「ジャングル・ブック」は好きだったんだが…(特に家父長的要素が無いからだと思う)

 

 

今年はこんな感じです。

今年はシリーズ物の終わり方に納得がいかなさすぎた一年だったと言える…全部受け入れ難かった。オタクは斯くも面倒な生き物ですね。いやでもエピソード9は、マジでさぁ…(以下、文句)

 

 

では、また。。。